民藝について紹介するには、まず、思想家柳宗悦のことから話を始めていかなくてはならないであろう。 では、「民藝運動の父」と呼ばれる柳宗悦とは、どのような人物であったのか。その足跡から簡単に振り返ってみることとする。
ところで、「民藝」の趣旨とは何か。もう少し柳の主張に耳を傾けてみよう。 そもそも「民藝」という言葉は、「民衆的工芸」の略語で、柳と美の認識を同じくする陶芸家の浜田庄司、河井寛次郎らによってつくられた言葉である。 つまり、民藝品とは「一般の民衆が日々の生活に必要とする品」という意味で、いいかえれば「民衆の、民衆による、民衆のための工芸」とでもいえよう。
柳の厳しい審美眼によって取捨された日本民藝館のコレクションは、日本および海外諸国の陶磁器、織物、染物、木漆工、絵画、金工、石工、竹工、紙工、革工、硝子、彫刻、編組品など各分野にわたり、約1万7千点を数える。
日本民藝館ホームページ http://www.mingeikan.or.jp