『民藝』9月号(813号)「特集 アイヌの手仕事 —木工編」
機関誌『民藝』 ~ 令和2年9月号(813号)~
特集 アイヌの手仕事 —木工編
2020年9月号の特集は「アイヌの手仕事 木工編」。2019年から2020年にかけて「アイヌの美しき手仕事」展が北海道と宮城を巡回して行われました。本号は、民藝運動を主導した柳宗悦(1889-1961)と染色家の芹沢銈介の蒐集したアイヌ工芸品を中心に紹介された同展の関連特集です(2020年9月から11月まで、日本民藝館でも開催)。 9月号では前号「衣裳編」から引き続き、「アイヌの手仕事 木工編」として図版にはアイヌの木工を中心に首飾りなども紹介しました。関連論考には、芹沢銈介とアイヌ工芸、アイヌ工芸と信仰に関するものを掲載しています。現在、木工の仕事に携わる作り手の方にもご執筆いただきました。
目次
〈図版〉
アイヌの手仕事 —木工編
〈特集関連〉
芹沢銈介とアイヌ工芸(白鳥誠一郎)
アイヌの生活用具について(山崎幸治)
祈りのかたち(北原モコットゥナシ)
アイヌの木彫りを受け継いで(貝澤守)
ムックリと共に(鈴木紀美代)
アイヌのものづくり精神を今につなぐ(藤戸康平)
From the Exhibition ‘The Beauty of Ainu Handiwork’ at the Japan Folk Crafts Museum
〈読み物ほか〉
連載・郷土の食と風習第10回 ハルイッケウ(三浦正宏)