『民藝』12月号(816号)「特集 黄八丈 八丈島の織物」
機関誌『民藝』 ~ 令和2年12月号(816号)~
特集 黄八丈 八丈島の織物
2020年12月号は「黄八丈 八丈島の織物」特集です。
黄八丈は伊豆諸島にある八丈島(東京都)で作られている織物です。黄・樺(赤みのある橙色)・黒の三色の絹糸を使用した手織りの織物で、現在も伝統的な製法を守りながら製作されています。民藝運動の同人たちも度々訪れ調査を行うなど、仕事の継続と発展に協力しました。
この特集では、黄八丈の歴史や製法、現在について、作品や「永鑑帳」と呼ばれる見本帳などの図版とともに紹介します。
目次
〈図版〉
黄八丈 八丈島の織物
〈特集関連〉
八丈の仕事(柳悦孝)
黄八丈の歴史(山下譽)
黄八丈の糸染 黄・樺・黒(山下譽)
黄八丈とはどんな布?(山下芙美子)
坂本万七・黄八丈調査の写真(1938年)
コラム・泥田の不思議(山下譽)
黄八丈の美しさ(柳宗悦)
コラム・『永鑑帳』について(山下譽)
黄八丈関連年譜
Kihachijo -Weaving Hachijo Island-
〈読み物ほか〉
「民藝品の流通を考える会」に際して(志賀直邦)
追悼・志賀直邦(會田秀明)
郷土の食と風習 第11回 山菜・昆虫食を知るは、生きる力(花烏賊康繁)