『民藝』4月号(856号)「特集 古染付」

機関誌『民藝』 ~ 令和6年4月号(856号)~

特集 古染付

『民藝』2024年4月号

『民藝』2024年4月号(856)は「古染付」特集です。
今回は日本民藝館特別展「古染付と中国工芸」(会期・2024/3/30-6/2)の関連特集として編集しました。同展では日本民藝館所蔵の古染付を中心としに紀元前から清時代までの工芸品が展示される予定ですが、本号ではその中から特に古染付を紹介します。
古染付は中国・明時代末期に江西省の景徳鎮民窯で輸出品として焼成されたとされる磁器を指します。これらに施された自由闊達な陶画は、柳宗悦も「今日本にどんな陶画の名人がいたとて、是等の品の足許にも追いつかないであろう」(「今月の挿絵」『工藝』第105号)と述べています。描かれた模様はもちろんのこと、磁器の肌の色や色絵など見どころは尽きません。古染付を実際に使うことも想像しながらご覧いただけましたら幸いです。

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目次

〈特集関連〉
展覧会この一点 第28回 日本民藝館「古染付と中国工芸」より
 染付縞に梅文皿 山澤千春
図版「古染付と中国工芸」展より 古染付を中心に
日本民藝館特別展「古染付と中国工芸」によせて 山澤千春
中国陶磁史における古染付 林克彦
コラム・中国陶磁より学ぶ 阿部眞士
コラム・古染付の愉しさ 井本英樹
陶画について 柳宗悦
KOSOMETSUKE

〈読み物ほか〉
2024年度日本民藝協会全国大会(山形)、民藝夏期学校(富山)ご案内
新刊紹介『世界の美しい染めと織り』
映画紹介「ちゃわんやのはなし−四百年の旅人−」

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