『民藝』6月号（858号）「特集　朝鮮民族美術館設立100年」

機関誌『民藝』 ～ 令和6年6月号（858号）～

特集　朝鮮民族美術館設立100年

　『民藝』2024年6月号（858）は「朝鮮民族美術館設立100年」特集です。
　1924年4月、かつて京城（現・ソウル）に設立された朝鮮民族美術館は今年で開館100年を迎えることから（1945年閉館） 、日本民藝館では特別展「朝鮮民族美術館設立100年記念 柳宗悦と朝鮮民族美術館」（会期・2024年6月15日―8月25日）が開催されます。
　本号はこれに併せた特集とし、柳宗悦がなぜ朝鮮民族美術館を設立しようとしたのか、朝鮮民族美術館の持つ文化的、歴史的意義について、そして、韓国の世論を含めた広い視点でその存在について考えます。
　図版では、韓国国立中央博物館所蔵と日本民藝館所蔵の朝鮮民族美術館旧蔵品を中心にご覧いただきます。実は、韓国国立中央博物館所蔵の朝鮮民族美術館旧蔵品の全貌は明らかとなっていませんが、本号ではその一部を過去の資料を参考に掲載しています。

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目次

〈特集関連〉
展覧会この一点　第30回　日本民藝館「柳宗悦と朝鮮民族美術館」より
　染付鉄砂葡萄栗鼠文壺　白土慎太郎
図版　朝鮮民族美術館旧蔵品を中心に
「朝鮮民族美術館」の意義について　杉山享司
朝鮮民族美術館と韓国　李秉鎭
朝鮮民族美術館に関する新知見
　−『柳宗悦の心と眼−日本民藝館所蔵 朝鮮関連資料をめぐって』（東京藝術大学出版会）から　片山まび
流逸荘と「朝鮮民族美術展覧会」について　横須賀雪枝
「朝鮮民族美術館」の設立に就て　柳宗悦
朝鮮民族美術館　関連年譜
図版目録
the 100th Anniversary of the Korean Folk Art Museum -mainly from the former collection of the Museum-