『民藝』12月号(864号)「特集 木喰仏 発見100年」

機関誌『民藝』 ~ 令和6年12月号(864号)~

特集 木喰仏 発見100年

『民藝』2024年12月号

 『民藝』2024年12月号(864)は「木喰仏 発見100年」特集です。
 1924年1月、柳宗悦は山梨県池田村(現・甲府市)の小宮山清三宅で木喰仏の地蔵菩薩像と偶然出会い、このあと約2年にわたって木喰の調査研究を行いました。
 木喰は、甲斐国丸畑村(現・山梨県南巨摩郡身延町古関丸畑)に生まれ、22歳に出家し、45歳で常陸国の羅漢寺・木喰観梅上人より木喰戒を受けました。そして、56歳で日本廻国の旅に出ると、60歳で初めて造像し、80歳で1000体、90歳で2000体の造像を誓願し、93歳で亡くなるまで造像を続けました。その足跡は北海道から鹿児島県まで辿ることができます。
 本号はその出会いから100年を記念して企画しました。木喰仏と柳の短くも濃密な出会いの数々をお楽しみいただけましたら幸いです。

・書籍版(税込870円)→ご購入はこちらから

・電子書籍版は以下のサイトで販売しております(税込780円)。
 →Amazon(kindle版)
 →Google Play Books

目次

〈特集関連〉
図版 木喰仏 四国堂仏を中心に
木喰仏の発見、そして民藝運動へ 森谷美保
四国堂の木喰仏 白土慎太郎
木喰仏と民間仏 矢島新
木喰上人への見方 柳宗悦
『近畿民藝』第3号より
 柳との結縁 河井寬次郎 
 木喰仏 小川龍彦
柳宗悦による木喰仏調査 主要地図
柳宗悦の木喰関連著作
図版目録

〈その他〉
展覧会この一点 第36回 愛媛民藝館「生誕100年 阿部祐工回顧展−西条が生んだ陶芸家の全貌−」 阿部祐工作「竹灰釉辰砂流押文壺」 阿部眞士
第162回 民藝夏期学校となみ会場開催報告
 民藝夏期学校を終えて 広瀬徹也 

『民藝』2024年12月号

『民藝』2024年12月号