『民藝』1月号(865号)「特集 仏教美学 柳宗悦が見届けたもの」
機関誌『民藝』 ~ 令和7年1月号(865号)~
特集 仏教美学 柳宗悦が見届けたもの
本号は、日本民藝館特別展「仏教美学柳宗悦が見届けたもの」(会期・2025年1月12日から3月20日)に関連した特集号です。
宗教哲学者・柳宗悦(1889-1961)は、1949年に「美の法門」を上梓し、その後仏教美学の思想形成を着実に進め「無有好醜(むうこうしゅ)の願」「美の浄土」「法と美」を発表しました。大無量寿経の第四願「設我得仏 国中人天 形式不同 有好醜者不取 正覚」に啓示を受け、執筆された「美の法門」とこれらの著作は仏教美学4部作と呼ばれ、民藝思想、柳思想の終着点として捉えられています。本号では柳が生涯にわたった思索の結実としての「仏教美学」について、その核心を探る特集号です。阿弥陀仰に由来する日本民藝館所蔵品を表紙や図版に紹介し、関連論考とともに本企画を構成しました。
・書籍版(税込870円)→ご購入はこちらから
・電子書籍版は以下のサイトで販売しております(税込780円)。
→電子版販売サイト(日本民藝協会 online shop)
目次
〈特集関連〉
展覧会この一点 第37回 日本民藝館「仏教美学 柳宗悦が見届けたもの」
キリスト像 月森俊文
図版 日本民藝館所蔵「仏教美学 柳宗悦が見届けたもの」より
柳宗悦と救いの美学 若松英輔
『柳宗悦 仏教美学論集』の特色
ー「東洋思想講座」をめぐって 佐々風太
岡村美穂子氏へのインタビューについて マーティ・グロス
自力と他力について 岡村美穂子(聞き手 マーティ・グロス)
物と宗教 柳宗悦
図版目録
Buddhist aesthetics -what Yanagi witnessed
〈その他〉
新年挨拶 井上泰秋
第76回日本民藝協会全国大会・広島会場開催のご案内
民藝講座第3期開講