『民藝』3月号(735号)が発刊。特集「日本民藝館展のあゆみ」
機関誌『民藝』 ~ 平成26年3月号(735号) ~
特集 日本民藝館展のあゆみ
毎年秋に開催されている「日本民藝館展―新作工芸公募展」。この展覧会は、伝統的な手仕事と、新しい生活工芸の発展をはかるために、現在作られている工芸品を募集し、開催される展示即売の会です(昨年度の同展は平成26年2月号を参照)。
日本民藝館では、昭和26年に「日本民藝協会展」として行われ、翌々年より現在まで、ほぼ毎年開催されております。
本号は、これまでの日本民藝館展の受賞作や歴史などを紹介し、「日本民藝館展のあゆみ」として特集しました。
また、民藝と個人作家の関係やあり方などについて述べた、柳宗悦の「個人作家と民藝」も関連の読み物として掲載しています。
目次
〈特集関連〉
個人作家と民藝 (柳宗悦)
温故知新 ─日本民藝館展作品の流れ─ (佐藤阡朗)
平成25年度館展出品者アンケートより
日本民藝館展のあゆみ
The History of the New Works Competition and Exhibition
〈図版〉
日本民藝館展歴代受賞作より
〈読み物他〉
「民藝運動90年」の歩み(15)─「白樺」の時代と、民藝美の発見、その展開─ (志賀直邦)
くらしの工芸展 ─民藝運動として─ (前野直史)
〈平成26年度日本民藝協会事業紹介〉
第68回日本民藝協会全国大会倉敷大会
平成26年度日本民藝夏期学校案内(唐津会場、我孫子会場)
〈展覧会紹介〉
「海峡をつなぐ陶匠400年の旅」(駐日韓国文化院)
「インドの染織と絵」(大阪日本民芸館)
「第39回民藝展」(山形市民会館)
「アフリカと中南米の民芸」(松本民芸館)
〈柳宗悦「師眼再会」〉
第242回 石火鉢 朝鮮王朝時代