『民藝』3月号(783号)「特集 心偈(こころうた)」
機関誌『民藝』 ~ 平成30年3月号(783号) ~
特集 心偈(こころうた)
心偈とは、元々品物の箱書きを頼まれたことが縁で、柳宗悦によって作られた短い句を指します。はじめ物偈と呼ばれていたものをより自由なかたちで発展させ、心偈として柳自身の心境がこの短い句の中に込められています。柳の晩年には、この心偈を板画家の棟方志功が77点の板画にし、病床の柳に届けられました。
本号は、本誌634号(平成17年10月号)を再編集した特別号です。
目次
〈特集関連〉
心偈について(柳宗悦)
『心偈』私版本より「まえがき」(濱田庄司)
棟方志功との半日(松方三郎)
「今ヨリ ナキニ」ー柳宗悦直筆原稿による「心偈」新考察(再録)(石井頼子)
図版解説『心偈』私的解題12選(高木崇雄)
Kokoro-uta Poems from the Heart
〈カラー図版〉
心偈 日本民藝館特別展「棟方志功と柳宗悦」より
〈読み物他〉
第156回日本民藝夏期学校仙台・秋保会場みどころ
「手仕事とデザイン」(白鳥幸昌)
平成30年度日本民藝夏期学校案内(仙台・秋保、鹿児島)
第13回倉敷民藝館賞 祐工窯・阿部眞士氏受賞
平成30年度日本民藝館年間予定
〈柳宗悦「師眼再会」〉
第290回 馬紋鮮硯 朝鮮半島