『民藝』12月号(804号)「特集 中世紀基督教藝術と柳宗玄」
機関誌『民藝』 ~ 令和元年12月号(804号)~
特集 中世紀基督教藝術と柳宗玄
柳宗悦は1939(昭和14)年『琉球の富』のなかで、11世紀から12世紀にかけて西ヨーロッパに広がった芸術様式「ロマネスク」について言及しています。そして、1942年に発行された『工藝』109号では、ロマネスクを中心に「中世紀基督教藝術」を特集しました。この時翻訳を任された一人が宗悦の次男・柳宗玄でした。
本号は、2019年1月に逝去した柳宗玄を偲び、柳宗悦・宗玄、両者が共に愛したロマネスクを中心に構成しました。
目次
〈特集関連〉
日本におけるロマネスク受容と柳宗玄(金沢百枝)
信と美の一致に就て(柳宗悦)
貧しい旅人たち(柳宗玄)
「視点の生命」との出会い(岡田邦明)
インド随想(小池寿子)
〈図版〉
中世紀基督教藝術 —巡礼路をたどる旅
〈読み物他〉
連載・民藝に学ぶ第13回
民藝との出会い(伊奈絋三郎)
連載・郷土の食と風習 第5回
たべものに感謝(小川裕惠)
第159回日本民藝夏期学校倉敷会場報告
(武内真木、大東由季、星野加代子)
〈柳宗悦「師眼再会」〉
第311回 大津繪 三尊来迎佛