『民藝』2月号(818号)「特集 日本民藝館展への展望」
機関誌『民藝』 ~ 令和3年2月号(818号)~
特集 日本民藝館展への展望
2021年2月号は「日本民藝館展への展望」特集です。
毎年日本民藝館で開催されている公募展「日本民藝館展−新作工藝公募展−」は、昨年、新型コロナウイルス感染症拡大と、同館の改修工事のため中止となりました。本誌2月号では、例年この「日本民藝館展」の受賞者や入選者、その年の出品作の講評等を紹介しておりましたが、今回は、通常の特集構成ができませんでしたので「日本民藝館展への展望」という特集テーマで、出品者や公募展の現状やそのあり方を問う企画としました。また「日本民藝館展への展望」とともに、手仕事、工芸、ものづくりなどの現在おかれている状況も紹介しています。
2021年の12月には「日本民藝館展−新作工藝公募展−」を開催予定です。これまで出品されてきた方や今後出品を検討されている方はもちろん、新作工芸やものづくりに興味のある方々にもお読みいただければ幸いです。
目次
〈図版〉
日本民藝館展出品作より
〈特集関連〉
日本民藝館展の意義(柴田雅章)
ワクワクをつくる(石川昌浩)
日本民藝館展、応募への理由と意義(中津箒・吉田慎司)
切実なるもの(小林和人)
これまでの活動と民藝館展に出品する意味
―CCJの活動を振り返りながら(日野明子)
生活者の工芸(三谷龍二)
日本民藝館展と新作民藝運動の流れ(編集部)
New Works Competition and Exhibition for the Future
〈読み物ほか〉
郷土の食と風習 第13回 善光寺平の暮らしとオトウジカゴ(小市璋子)
民藝運動を知る・柳宗悦民藝調査旅行の足跡(中山薫)
広島県民藝協会工人展(千葉孝嗣)