『民藝』5月号（857号）「特集　木工家のいま」

機関誌『民藝』 ～ 令和6年5月号（857号）～

特集　木工家のいま

『民藝』2024年5月号（857）は「木工家のいま」特集です。
現在、新作工藝展として毎年開催されている日本民藝館展へ多くの木工の作り手が出品されています。本号は「木工家のいま」特集ということで、民芸館展出品の木工分野の作り手の方々を中心に、各地民藝協会の取材により紹介しました。
民藝運動の流れにおいて、木工家の黒田辰秋（1904-1982）は、1927年の運動初期に柳宗悦らと共に設立された上加茂民藝協団に参加したことが知られています。その後も優れた仕事を数多く制作し1970年に国の重要無形文化財「木工芸」保持者に認定されました。こうして運動の初期から尽力した黒田の仕事についても、本号の中でエピソードを交え紹介しております。

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目次

〈特集関連〉
展覧会この一点　第29回　大阪日本民芸館「そばちょこ　衣装持ちの器」より
　そば猪口　赤玉・瓔珞文　小野絢子
木工家の系譜　−黒田辰秋を先駆者として-　西川栄明
松本民芸家具の仕事　山田真一
大久保ハウス木工舎の仕事　朝倉圭一
高橋敦さんの仕事　小市璋子
平松源さんの仕事　四釜尚人
私の木工人生　笹倉徹
「鳥取民芸木工」福田豊さんの木製電気スタンド　尾崎麻理子
森山ロクロ工作所の仕事　井上望
松本家具研究所 松本行史さんの仕事　須浪隆貴
漆工家・小島雄四郎が黒田辰秋から学んだこと　小島紗和子
日本の木工品　柳宗悦
Modern Woodwork Artists

〈読み物ほか〉
2024年度日本民藝協会全国大会（山形）、民藝夏期学校（富山）ご案内
書籍紹介『柳宗悦の視線革命』
ラジオ放送「NHK宗教の時間」ほか